ムカデについて

日本には100種類以上のムカデがいるといわれていますが、主に、トビズムカデやアオズムカデなどが有名です。体の各節から脚が1対ずつ生え、頭部には、毒をもった巨大な顎があります。体長が10cm以上になるトビズムカデやアオズムカデなどのオオムカデ類が主に屋内へ侵入して問題を起こす例が多いです。

屋外では、石垣や植木バチの下にいる場合がありますので注意が必要です。

ムカデの危険性

ムカデの毒成分は、セロトニンやヒスタミン、ポリペプチドなどで、咬まれると蜂に刺されたような激痛を伴ういます。中でもアカズムカデの毒性が最も強力で、噛まれると激しい疼痛にしびれ、灼熱感や発赤、紅斑、重症になれば咬傷部の潰瘍化などやリンパ管炎、リンパ節炎が起こります。

また、過去にムカデに1度噛まれたことのある人は、アナフィラキシーショックが起きることがあり、これには注意が必要です。 夜行性で梅雨時に出没しやすいため、窓や網戸を素早く閉め、ムカデの侵入を防ぎましょう。